山水(SANSUI)の真空管レシーバーアンプSM-３３です。

出力管６ＢＭ８を片チャンネルに2本使用したFM・AM・SWの３バンド総合アンプで、公称出力３２ワットとのことです。発売当時(１９６３年頃？)はＡＭ放送のステレオ受信が標準だったらしく、ＡＭチューナーが２つ搭載されて左右に選局ダイヤルが設けて有ります。大凡の外形寸法は、横４４センチ、高さ１４センチ、奥行き３５センチです。

遙か昔にを入手して以来、初めて通電したところ真空管は点灯します。ＡＵＸ端子にＣＤプレーヤーの出力を接続したところ、大きな音で鳴りましたがガリと音割れが有りますので修理が必要です。電源部のコンデンサ等の容量低下に起因するかも知れません。

ＡＭ放送、ＦＭ放送、ＳＷ放送は聞けませんでした。カバーを外して気が付いたのですが、受信部の真空管が１本無いようです。カバー裏面に回路図が貼って有りますから、修理される際の役に立つと思います。

出力トランスはサンスイのオリジナルで、一次側が４.３Ｋ、二次側が８Ω・１６Ω・３２Ωになっています。真空管６ＢＭ８は、目視した限りでは良好で余りヘタっていないと思われます(私感です)。

しっかり整備した真空管レシーバーアンプは、普通使いで有れば現在のステレオ環境で充分使用し得ると感じています。私は専門家の整備によるサンスイの真空管レシーバーアンプ(SAX-、ＡＰＳ-)を現用していますが、アナログプレーヤーもＣＤプレーヤーも良い音で鳴らしています。ＦＭ放送も予想以上に音が良く、スイッチ切り替えだけで便利です。

出品の本機の基幹部品は健全と思われますから、修理や部品取りにされたら如何でしょうか。

ノークレーム、ノーリターンで御願いします。同日出品の商品の同梱は出来ません。また、評価の低い方や入札件数の少ない方は、当方の一存で取り消すことが有ります。御了承ください。